![]() 昨晩の風雨のすごさを物語っています。 本当に、ものすごい台風でしたね。 今も、雨はやんだものの外では、強い風が吹いています。 昨日は、国際展示場で開かれていたギフトショーに行ってきました。これは、国内外の雑貨類の製造業者がバイヤー向けに自社製品を紹介する展示会。今回は、インドネシアからも33社が出展しています。 ジャカルタに住んでいた時に、よく覗いていた店のオーナーから連絡があり、このギフトショーに遊びに行ってきました。 ものすごく広い会場に、秩序を保ちながらひしめきあう店の数々(この辺りが、単に雑然としたインドネシアの展示会とは違います。)世界各国から出展されているとあって、おもしろい品の数々。さながら雑貨の万博といった様相でした。 来場者のほとんどがいかにもバイヤー風の商売がらみの人の中、お気楽な冷やかし風の人は、ほとんど見かけませんでしたが、入場料も必要なく、世界各国の雑貨を見て楽しめるので、なかなかおすすめです。あいにく開催は、本日金曜日までなのですが、来年も開催されるとのことでした。 しかし、こうしてインドネシアの人たちが日本で懸命にやっているのを見ると、なつかしいし、とっても応援したくなるな~。がんばれ!インドネシアの雑貨!! そうそう、ジャカルタにお住まいの方には、すっかりおなじみのルーシーやスンバアートも出展していましたよ。 ところで、リビングのインテリアの続き。 このコーヒーテーブル。木素材のように見えますが、実は金属。それも銅でできています。ですから、一人で動かすには、かなり重たいシロモノ。その重量は、「気をつけないと、ぎっくり腰」クラスだと思います。 そんなに扱いずらいのに、何故、銅のテーブルか・・・。 ジャカルタに住んでいる時に、国立博物館のボランティアガイドをしていました。このガイドなるもの、観光やビジネス目的でジャカルタにいらした方に、博物館に展示されているものの簡単な説明をするというもの。 展示されているものは、陶磁器や工芸品、石造など、インドネシアの歴史・文化に関わるものなどですが、はっきり言って、展示品は少ないし、その保存状態は、日本の博物館の常識から言うと相当に劣悪(あっ、ごめんインドネシア。つい本音が・・。) 見学に来た子どもたちが、ガラスケースに入っていない年代ものの石像の頭をポンポンと叩いて手形を残していく・・・。 まあ、こんなおおらかなところもインドネシアらしくって、いいよね~、という声もあるのですが。 でも、その少ない展示品の中で、とっても心ひかれたものがありました。 ドンソン太鼓です。この太鼓は、ベトナムが発祥の地。紀元前のベトナムで栄えたドンソン文化の時代に、先祖を崇拝する目的で作られたと言われています。現在、博物館にある太鼓は、それがマレー半島経由でスマトラやジャワに渡ったもの。 銅でできた、大きな丸い壷のような形で、表面には、祖先の魂、天、繁栄をあらわす文様が刻まれています。 銅の持つ鈍くてゆるぎない重厚感と、身近な生活ではめったに目にすることのない素材感に、すっかりドンソン太鼓ファンになった私。(たぶん、日常生活で目にする形ある銅素材のものって釣鐘ぐらいしかないと思うんだけど) ということで、このテーブルを見た時に、これだ!と思ったわけです。しかも、このテーブルは、私が憧憬の念を抱いている、あのダルマワンサホテルやアマンのデザイナー、ジャヤ・イブラヒムのデザインによるもの。まさに、私のために存在していた、といっても過言ではない品! コーヒーテーブルとしてはやや小さめだし、グラスを直接に置くとガチッといやな音がして、やや使い勝手は疑問だけど、大のお気に入りです。叩くと、ボヨ~ンン、となんとも言えないたるんだ音がして、太古の昔に私を誘う・・・。 ということで、太鼓がわりに叩いて遊んでます。 ■
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by jakartawayako
| 2007-09-07 11:23
| インテリア
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